2011年8月20日土曜日

立派な蓮の華

8月19日 お寺では盂蘭盆大施餓鬼会をお勤めいたします。

そのお参りに檀家さんより、立派な蓮の華をいただきました。
あまりにも立派なので、みなさんにも見ていただこうとアップします。


法然上人のお歌に
『露の身は ここかしこにて消えぬとも 心は同じ華の台ぞ』



法然上人が75歳のとき、
僧侶の資格を剥奪され讃岐に流罪される際、

九条兼実がどうしても行かないで欲しいという歌を贈られ、
それに法然上人が返歌を贈ったのが


『露の身は 
  ここかしこにて消えぬとも
         心は同じ華の台(うてな)ぞ』

訳すと、「朝露のように儚い(はかない)我々の身は、
あちらこちらで消えてしまいますが、
心は同じく極楽浄土の蓮華の台でお会いしたいと思います」


蓮が仏教と結びついたのは、お釈迦様が誕生の際、
蓮の華が開いてその瞬間の到来を告げた事が起源だそうです。

蓮は泥の中でも美しい華を開かせる、清らかに生きる人間のあるべき
姿にたとえられました。
これ以来、蓮は仏教を象徴する大切な華となっています。

法然上人も蓮の華を特別なものと考えています。
この世で離れ離れなったもの同士が、極楽浄土に往生して
蓮の華の上で再開できることを歌われたことでしょう。



写真はイマイチですが、いかがですか
なんともいえない心を豊かにさせてくれます。

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