8月19日 お寺では盂蘭盆大施餓鬼会をお勤めいたします。
そのお参りに檀家さんより、立派な蓮の華をいただきました。
あまりにも立派なので、みなさんにも見ていただこうとアップします。
法然上人のお歌に
『露の身は ここかしこにて消えぬとも 心は同じ華の台ぞ』
法然上人が75歳のとき、
僧侶の資格を剥奪され讃岐に流罪される際、
九条兼実がどうしても行かないで欲しいという歌を贈られ、
それに法然上人が返歌を贈ったのが
『露の身は
ここかしこにて消えぬとも
心は同じ華の台(うてな)ぞ』
訳すと、「朝露のように儚い(はかない)我々の身は、
あちらこちらで消えてしまいますが、
心は同じく極楽浄土の蓮華の台でお会いしたいと思います」
蓮が仏教と結びついたのは、お釈迦様が誕生の際、
蓮の華が開いてその瞬間の到来を告げた事が起源だそうです。
蓮は泥の中でも美しい華を開かせる、清らかに生きる人間のあるべき
姿にたとえられました。
これ以来、蓮は仏教を象徴する大切な華となっています。
法然上人も蓮の華を特別なものと考えています。
この世で離れ離れなったもの同士が、極楽浄土に往生して
蓮の華の上で再開できることを歌われたことでしょう。
写真はイマイチですが、いかがですか
なんともいえない心を豊かにさせてくれます。
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